受水槽容量算定方法

受水槽容量算定方法

給水設備における受水槽の容量算定方法について説明します。

受水槽容量算定方法

給水設備における受水槽の容量算定方法について説明します。

 

受水槽容量算定方法ですが、一般的に給水量は、受水槽の容量と単位時間当たりの使用水量を考慮して定めます。

 

受水槽への単位時間当たり給水量は、一日当たりの計画使用水量を使用時間で除した水量とします。

 

計画一日使用水量は、建物の使用用途によって異なりますので用途を考慮して計画する必要があります。

 

 

計画一日使用水量の算定には、次の方法があります。

 

(1) 給水対象
使用人員数、又は使用人員数が不明な場合は延べ床面積より求める。

 

(2) 単位給水量
「建物種類別単位給水量・使用時間・人員表」より使用人員1人又は1㎡当たりの1日当たり給水量(㍑/人、㍑/㎡等)を求める。

 

(3) 使用時間
「建物種類別単位給水量・使用時間・人員表」より該当する建物種類を選び、その1日当たりの使用時間(h/日)を求める。

 

(4) 1日当たり給水量は次の式で表す。
Qd= 給水対象(人、㎡) × 単位給水量(㍑)
Qd:1日当たり給水量(㍑/日)

 

建物種類別単位給水量・使用時間・人員表

 

 

受水槽容量は、計画一日使用水量の4/10~6/10程度が一般的です。
【水質の安定のため、著しく過大な設備にならないように容量決定すること。】