給水用飲料水槽がクリアしなければならない代表的な基準
給水用飲料水槽がクリアしなければならない代表的な基準について説明します。
1.構造パネルタンクは国土交通省告示第1924号に基づく給排水設備技術基準(日本建築センター)に準拠し、一般飲料用給水タンク類の内部に補強材がなく、保守点検・清掃が容易な構造としなければなりません。
2. 耐震強度建築設備耐震設計施工指針(日本建築センター1982年)・FRP水槽耐震設計基準(強化プラスチック協会1980年)・FRP水槽構造設計計算法(強化プラスチック協会1981年)・官庁施設の総合耐震計画基準(建設大臣官房庁営繕部監修1996 年)に準拠して設計しなければなりません。
3. 部分的な損傷をうけた場合でも、その部分のみ簡単に取り替えなど補修ができなければなりません。
4. 耐久性・耐候性FRPタンク本体の長期荷重に対する許容応力は、FRP水槽構造設計計算法に準拠しなければなりません。
5. 衛生性タンクやその構成部品は、水道法:水質基準に関する省令(厚生労働省告示第245号)、及び食品衛生法・食品、添加物の規格基準(厚生労働省告示20号)に適合しなければなりません。
6. 遮光性FRP製タンクは建設省・厚生省・学識経験者及びFRPメーカーが監修した、FRP製水槽の藻類増殖防止技術指針(強化プラスチック協会1986年)に適合しなければなりません。